テクニカル分析

移動平均線

 移動平均線とは、5日、15日など一定期間の為替レートの終値を平均化し、それを折れ線グラフでチャートに表示したものです。表示する足種にもよりますが、日足であれば5日線(1週間の平均終値)を「短期線」、15日(約半月の平均終値)を「長期線」と呼び、ローソク足との位置関係や、短期線と長期線の位置関係で、相場展開を予想することができます。
 ちなみに短期線や長期線(なかには、中期線が表示されるチャートもあります)の期間は、ローソク足の足種を変えることで、自動的にデフォルトで表示されることがほとんどです。ユーザーが任意に設定することもできますが、まずはそのままで使ってみて構いません。
 それでは次に、ローソク足と移動平均線の位置関係による、相場予想の方法について紹介しましょう。例えばそれは、次のようになります。

短期線の上にローソク足がある場合⇒上昇トレンド

 短期線=直近の平均価格の上にローソク足があるということは、相場が上向きだということ。価格は上昇トレンドだと判断できます。よって、ハイローオプションを取引する際、チャートにこういった形が出ていたら、「上昇(コール)」方向に動く可能性が高いといえます。

短期線の下にローソク足がある場合⇒下落トレンド

 反対に、短期線の下にローソク足があるということは、相場が下向きだということ。価格は下落に向かっていることになります。よって、ハイローオプションを取引するなら、「下落(プット)」方向に乗れば、勝てる可能性が高いでしょう。

短期線の上にあったローソク足が下に抜けた⇒上昇から下落へ転換

 ローソク足がそれまで短期線の上にあったのに、それを下に抜けたということは、相場が上昇から下落へ転換するサインです。反対に、短期線の下にあったローソク足が上に抜けたなら、それは下落から上昇への転換サインです。

ゴールデンクロスとデッドクロス

 なお、短期線と長期線の関係からも、相場の転換期はつかめます。
 ひとつは、短期線が長期線を下から上にクロスする「ゴールデンクロス」。これは相場の上昇サインで、バイナリーオプションでは「上昇(コール)」のチャンスです。
 一方、短期線が長期線を上から下にクロスする「デッドクロス」は、相場の下落サイン。ゴールデンクロスとは反対に「下落(プット)」のチャンスです。
 このように、相場の先を予想するのに、移動平均線は非常に効果的です。テクニカル分析の基本として、その見方、使いかたを必ずマスターしておきましょう。

トレンドライン

 トレンドラインとは、チャート上に引くラインのこと。ローソク足の高値同士を結んだ線を「レジスタンスライン(上値抵抗線)」、安値同士を結んだ線を「サポートライン(下値支持線)」と呼び、このライン上の価格は多くの投資家が「節目」として高く意識する傾向にあります。一般的な見方は次の通りです。

レジスタンスライン

 高値同士を結んだレジスタンスラインに価格が到達すると「前と同じように反落するかもしれない」と考える投資家が多く、レートは反落=価格は下落に転じます。ところがレジスタンスラインを突き抜けた場合は、「これまでの節目を超えたので、新たなトレンドが発生した」と捉えられ、そのまま大きく上昇することが、多く見られます。
 よってハイローオプションを取引する際、レジスタンスライン付近にローソク足がある場合は、「反落」か「突き抜け」のどちらか確認してから、「上昇」もしくは「下落」を選ぶことです。

サポートライン

 安値同士を結んだサポートラインに価格が到達すると「前と同じように反発するかもしれない」と考える投資家が多く、レートは反発=価格は上昇に転じます。ところがサポートラインを突き抜けた場合は、「これまでの節目を超えたので、新たなトレンドが発生した」と捉えられ、そのまま大きく下落することが、多く見られます。
 よってハイローオプションを取引する際、サポートライン付近にローソク足がある場合は、「反発」か「突き抜け」のどちらか確認してから、「上昇」もしくは「下落」を選ぶことです。
 以上が、トレンドラインの基本的な使い方です。ハイローオプションを予想するのにも便利ですが、レンジオプションを取引する場合でも、レジスタンスラインとサポートラインを引くことで、リアルタイムの値幅が把握できるので、条件の範囲に収まるのか、そうでないのかといった予想を立てるのに役立つはずです。これも、テクニカル分析において、トレンドを読むための基本的なテクニックです。ウェブ上で提供されているチャートツールだと直接ラインを引けるので、どんどん使い、慣れ親しんでいきましょう。

その他、テクニカル系指標

一目均衡表、ボリンジャーバンドなど、チャート上に表示するテクニカル指標は、たくさんあります。どれもが奥深く、かつ相場の予想に効果的と言われています。ネット上に、これらの使いかたを紹介したサイトはたくさんあるので、ここでは深く触れませんが、今後のトレンド(上昇・下落・横ばい)を探るのに便利なことから、多くのFXトレーダーが活用しています。バイナリーオプションでも力を発揮すると思いますので、高度な相場分析に興味があるなら、取り入れてみるといいかもしれません。

オシレーター系指標

RSIやストキャスティクスは、相場の過熱感から未来の相場を占う「オシレーター系」の指標です。一般的に、ローソク足チャートの下段に表示されることが多いようです。
 例えばRSIは、買われ過ぎ、売られ過ぎを見るための指標の一種。0%~100%の間で推移しますが、「70%超え=買われ過ぎ⇒反落のサイン」「30%割れ=売られ過ぎ⇒反発のサイン」と言われています。ローソク足や移動平均線に併せて使えば、より正確な相場分析が可能になるので、オシレーター系の指標を試してみるのもいいかもしれません。
 以上が、テクニカル分析の基本、および代表的な指標です。まずは、ローソク足や移動平均線、トレンドラインの使い方をマスターし、それ以降に一目均衡表やオシレーター系の指標も取り入れていくことをお勧めします。
 ただし注意したいのは、複雑な分析に陥らないこと。たくさんのテクニカル指標を取り入れれば取り入れるほど相場分析は難解になり、的確に先が読めません。それよりは、シンプルな手法にこだわり、それをブラッシュアップするほうが良さそうです。そのほうがスピーディに予想ができ、相場に遅れを取りません。取引時間が限られるバイナリーオプションなら、いかに素早く相場展開を読むことが明暗をわけるので、シンプルイズベストを心がけてください。